ユニコ 2巻




ビーナスさまに神話の国を追い出されたユニコの放浪の旅は続く……。
コンピューターが支配する巨大な工場の街に
つれていかれたユニコが、そこで見たものは!?
人々の心に愛を運ぶ冒険ドラマシリーズ、第2巻刊行!

あとがき

 ユニコというキャラクターはアメリカ生まれです。
いや、アメリカ人がつくったわけではありません。
 サンリオというファンシー商品の会社が、アニメの本格的な作品として、
「メタモルフォセス」(後に「星のオルフェウス」と改題)という
日米合作長編を手がけるために、ロサンゼルスにスタジオを開設したのです。
 そこへ遊びにいった時、スタジオの一室でハッとユニコの姿が思いうかびました。
 そこで紙をもらって、イメージが消えないうちにスケッチをしました。
ユニコの誕生です。
 そもそも、サンリオで「リリカ」という少女むけ月刊誌を出す企画があり、
ぼくも連載をたのまれていたのです。
しかし少女マンガは長いあいだ描いてないし、
なにかかわった動物ものにしようかなどと考えていて、
それがロサンゼルスで突然ひらめいたのでした。
 日本へ帰る飛行機の中で、ユニコーンをもじった”ユニコ”という
ネーミングも終わり、こりゃあいけるぞ、と自信を深めました。
「リリカ」の連載がはじまって、ただひとつ困ったのは、
ユニコがかわいらしすぎることでした。
 今のマンガの主人公は、あるていど毒がないとおもしろくないのです。
ユニコは優等生で良い子すぎます。従って、強烈な個性の相手役が必要です。

「リリカ」から連載は「小学一年生」にうつりました。
猫のチャオや、竜の子どものラゴンなどの脇役にささえられて、
ユニコはみなさんにかわいがられています。

ユニコ
昭和51年11月号〜昭和54年3月号 リリカ 連載

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