日本語版 MS-Windows3.10活用?研究(AT互換機向け)
eXTReMe Tracker

いまさら MS-Windows3.10を活用?する(低レベルに活用しているのか???)

☆メニュー
★1:EGA,CGA搭載 PCで MS-Windows3.10Jを実行しよう
★(番外編)英語版 MS-WFW3.11に EGA,CGAドライバは使えるのか?
★(番外編) MS-Windows95でこれらのドライバ使うとどうなるんだ?

★2:J-3100の DCGA 640x400で MS-Windows3.10Jを動かす

★3:純正マルチメディア? VGAドライバを追加してみよう
★(番外編) MS-Windows95でこのドライバ使うとどうなるんだ?

★4:WAVE出力の無いコンピューターに PCスピーカードライバを組み込もう
★(番外編) MS-Windows95にも PCスピーカードライバを組み込もう

★5:MS-Windows95インストール用 MS-Windows3.10Jは使えるの?
★(応用編) HDD無しで極小な 3.10Jをフロッピー& RAMドライブで動かそう

インデックスへ戻る
各ドライバファイルへのリンクは無くなる場合もあります。
内容について私は保証しません、それぞれ個人の責任でどうぞ。
ここでの「フロッピー」とは 3.5inch 2HD 2Head 80Cyl 18Sect 1.44MBを指します。

マイクロソフト ウィンドウズ 3.1 日本語版 カタログ データ
■必要システム
コンピューター本体80386SX以上の CPUを搭載している IBM PC/AT互換機
対応 MS-DOSMicrosoft MS-DOS 5.0/Vおよび
IBM DOS Ver5.02/V、またはそれ以降
最小稼動メモリ容量4MB
推奨メモリ容量6MB以上
必要ディスク装置最低 25MB以上のハードディスク空き容量
Windowsをハードディスクに組み込むために、
少なくとも 1台のフロッピーディスクドライブが必要
ディスプレイVGA互換ディスプレイアダプタ
キーボード106日本語キーボード、AX日本語キーボード、101英語キーボード、
IBM5576-001/002/003、5523-Sキーボード
マウスマイクロソフト マウス、または互換マウス
■パッケージ内容
ディスク12枚
配布メディア3.5インチ FD、または CD-ROM
マニュアルお使いになる前に/今日から使える Windows3.1/
機能ガイド/日本語入力ガイド
■価格(消費税は含まれておりません)
Microsoft Windows Operating System 標準価格 19,800円
Microsoft Windows Operating System & Microsoft Mouse 標準価格 24,800円

参考:Microsoft Personal Online Support、Q32905 - Windows Version Historyから、
英語版 MS-Windows3.10の必要システムを一部引用。
3.10 4/6/92 Requirements
 - MS-DOS 3.1 or later
 - IBM compatible 80286 or higher (386 recommended)
 - 640K Conventional memory
 - 256K extended memory (XMS v 2.0 or higher)
 - 1024K extended memory recommended on 80286
 - 2048K extended memory recommended on 80386
 - 5.25-inch (high density) or 3.5-inch floppy drive
 - Fixed drive with 6 megabytes free (10 megabytes recommended)
 - EGA, VGA, SVGA, XGA, 8514/A, or Hercules video card or
   100% compatible card, and monitor
 - Mouse recommended

★1:EGA,CGA搭載 PCで MS-Windows3.10Jを実行しよう

今時、EGAや CGAと言うビデオディスプレイモードは
完璧に忘れ去られた時代になった。

多くの人から「今頃何言っているんだ」と言われそうな発言だ。
EGA,CGA搭載 PCを所有する一人だからそんな言葉が浮かんだのだろう。

日本語版 MS-Windows3.10Jに対応するそれらの情報をインターネットで検索しても
はっきりした情報が見つからないと言う事で書いてみた。

ちなみに EGAや CGAは VGAが搭載されているコンピューターにも互換性の為
これらの機能が備わっている場合が多いので知らないうちに使っている事もあります。

そのような時代遅れの EGA,CGA搭載 PCで今更ながら
基本的に VGA以上を必要とされる日本語版 MS-Windows3.10Jを動作させてみよう。

何故わざわざこんな事を書き記しているかと言うと、
本来これらのドライバは他国語版 MS-Windows3.10に標準で備わっていたのだが、
VGA必須な DOSと仕様を揃える為に隠された機能を使いたいと思ったからです。
その痕跡がマニュアル、ヘルプ、プログラム等に EGAの文字を見る事が出来ます。

一言に MS-Windows3.10Jと言っても発売元違いのパッケージが色々ありますが、
今回はマイクロソフト発売の汎用品を利用しています。
東芝やコンパック等からのパッケージについては未所有なので不明です。

早速、組み込みの為にドライバ類を収集しましょう。
お目当てのドライバはネット検索で探すのが最適と思います。
と言う事で CGA.EXE,EGA311.EXE等のキーワードで検索したり、
マイクロソフト ソフト ライブラリから CGA,EGAの各ドライバを手に入れます。

安心なドライバの入手方法として Microsoft FTPサイトがありますが、
ファイルが削除されて、存在しない場合もあります。

ファイル名:CGA.EXE(英語版 163KB前後)
EGA311.EXE(英語版 247KB前後)

ファイルは自己伸張式 zip、WinZip®でも伸張可。

EGA311.EXEはファイル名の通り MS-Windows3.11以降用と思われるが、
ありがたい事に MS-Windows3.10での利用も考えたのだろうか
MS-Windows3.10付属の EXPAND.EXEでも伸張が出来るようになっている。
(MS-WFW3.11の圧縮ファイルは MS-Windows3.10の EXPAND.EXEで伸張不可。)

入手した英語版をそのまま利用するとシステムフォント等が
文字化けしてしまうので OEMSETUP.INFを修正し、
容量の小さなファイルなので両方を一つにまとめてしまいます。

CGA.EXEを MS-DOSで実行し、伸張されたものから利用するファイル
注意:空のディレクトリに EXEファイルをコピーし、ドライバを伸張すること。
Windowsディレクトリや Systemディレクトリ内では実行しないこと。
●CGA      2G_         1,768 92-03-06   16:19
●VDDCGA   38_         8,906 92-03-10    3:10
●CGA      3G_         6,343 92-03-06   16:36
×WIN      CN_        10,101 92-03-02   10:46
●CGA      DR_        26,451 92-03-06   14:42
●CGA40850 FO_         3,729 92-03-10    3:10
▽CGA40WOA FO_         3,563 92-03-10    3:10
●CGA80850 FO_         3,049 92-03-10    3:10
▽CGA80WOA FO_         3,039 92-03-10    3:10
×CGAFIX   FO_         2,560 92-03-06   12:22
×CGAOEM   FO_         3,008 92-03-06   12:22
×CGASYS   FO_         2,667 92-03-06   12:23
●COURA    FO_         6,417 90-10-31    3:00
▽MODERN   FO_         4,376 92-03-10    3:10
▽ROMAN    FO_         6,356 92-03-10    3:10
▽SCRIPT   FO_         5,502 92-03-10    3:10
●SERIFA   FO_        15,314 90-10-31    3:00
●SSERIFA  FO_        15,025 90-10-31    3:00
●SYMBOLA  FO_        16,037 90-10-31    3:00
▲OEMSETUP INF         1,420 92-04-03   17:23
●CGALOGO  LG_           902 92-03-10    3:10
●CGALOGO  RL_         3,815 92-03-10    3:10
▲DISPLAY  TXT         1,286 92-04-01   18:23
▲LICENSE  TXT         4,046 92-06-19    9:16
●:利用する
×:英語版向けなので利用しない
▽:利用できるが MS-Windows3.10Jディスクのファイルはこれらより新しい
▲:ファイル名を変える等して保存しておく方が好ましい

EGA311.EXEを MS-DOSで実行し、伸張されたものから利用するファイル
注意:空のディレクトリに EXEファイルをコピーし、ドライバを伸張すること。
Windowsディレクトリや Systemディレクトリ内では実行しないこと。
●EGACOLOR 2GR         3,260 93-05-27    9:45
●VDDEGA   386        40,584 93-05-27    9:45
●EGA      3GR        14,336 93-05-27    9:45
●EGA      DRV        71,552 93-05-27    9:45
●EGAHIBW  DRV        45,264 93-05-27    9:45
●EGAMONO  DRV        45,328 93-05-27    9:45
●ARIALB   FON        22,144 93-05-27    9:45
×CGA40850 FON         6,352 93-05-27    9:45
▽CGA40WOA FON         6,336 93-05-27    9:45
×CGA80850 FON         4,320 93-05-27    9:45
▽CGA80WOA FON         4,304 93-05-27    9:45
●COURB    FON        21,856 93-05-27    9:45
●EGA40850 FON         8,384 93-05-27    9:45
▽EGA40WOA FON         8,368 93-05-27    9:45
●EGA80850 FON         5,328 93-05-27    9:45
▽EGA80WOA FON         5,312 93-05-27    9:45
×EGAFIX   FON         4,240 93-05-27    9:45
×EGAOEM   FON         4,176 93-05-27    9:45
×EGASYS   FON         5,264 93-05-27    9:45
▽MODERN   FON         8,704 93-05-27    9:45
▽ROMAN    FON        13,312 93-05-27    9:45
▽SCRIPT   FON        12,288 93-05-27    9:45
●SERIFB   FON        45,536 93-05-27    9:45
●SMALLB   FON        22,016 93-05-27    9:45
●SSERIFB  FON        50,608 93-05-27    9:45
●SYMBOLB  FON        48,352 93-05-27    9:45
●TIMESB   FON        21,088 93-05-27    9:45
▲OEMSETUP INF         2,313 93-05-27    9:45
×CGALOGO  LGO           896 93-05-27    9:45
●EGALOGO  LGO         1,136 93-05-27    9:45
▽EGAMONO  LGO         1,104 93-05-27    9:45
×CGALOGO  RLE        11,878 93-05-27    9:45
●EGALOGO  RLE        17,082 93-05-27    9:45
▽EGAMONO  RLE        15,966 93-05-27    9:45
●EGA      SYS         5,039 93-05-27    9:45
▲DISPLAY  TXT         1,734 92-04-02   10:41
▲LICENSE  TXT         3,807 92-10-19   16:27
●:利用する
×:英語版向けなので利用しない、又は別の圧縮されたものを使う
▽:利用出来るが MS-Windows3.10Jディスク内のファイルは圧縮されこれらより新しい
▲:ファイル名を変える等して保存しておく方が好ましい
OEMSETUP.INFに記述があり同梱されているはずの「EGAMONO.2GR」が無いので
286 PCで「EGA Monochrome (286 only)」は選択してはいけません。
(286 PC未所有の為、上記についての動作検証はしていません。)

MS-Windows3.10Jインストールディスクから移動するファイル。
移動しない場合は CGA,EGA311のドライバ構成ファイルを一部利用し、
INFファイル内のインストール元ディスク番号を変更することで、
MS-Windows3.10Jインストールディスクから読み込む方法も可。

ディスク1より任意
CGA40WOA FO_         3,567 94-01-01    3:10
CGA80WOA FO_         3,045 94-01-01    3:10
EGA40WOA FO_         3,937 94-01-01    3:10
EGA80WOA FO_         3,262 94-01-01    3:10
EGAMONO  LG_         1,073 94-01-01    3:10
EGAMONO  RL_         4,619 94-01-01    3:10
ディスク2より任意
J13FIX   FO_         2,372 94-01-01    3:10
J13OEM   FO_         2,633 94-01-01    3:10
J13SYS   FO_         2,600 94-01-01    3:10
ディスク8より任意
MODERN   FO_         4,381 94-01-01    3:10
ROMAN    FO_         6,359 94-01-01    3:10
SCRIPT   FO_         5,506 94-01-01    3:10
注:これらは出荷時期により日付とサイズが異なる場合がある。

日本語に対応した OEMSETUP.INFを作成します。
英語版の INFファイルを基本にシステムフォント等を日本語に置き換え、
日本語フォントドライバの設定を組み入れる。
フォントは CGA,EGAに対応した物が無いので VGA用を利用する。

変更ファイルには半角カナ文字が含まれているので別ファイルで保存しています。
CGA,EGAディスプレイ MS-Windows3.10J用 OEMSETUP.INF 1.2KB
このファイルを寄せ集めたディスプレイドライバと一緒にフロッピーへ保存する。

これでドライバの用意は出来たので MS-Windowsのセットアップで組み込めます。

・新規セットアップで組み込む場合は…
セットアップ時に表示される「システム情報」画面の「ディスプレイ」項目内で
OEMのディスクを利用する項目を選択しドライバを読み込ませ、セットアップを続ける。

ちなみに DOS画面で前もって日本語表示できるように、DOS/V互換ドライバを
組込んでる方がいいです。慣れてたら文字化けしてても出来ると思いますが。

・既に組み込まれた MS-Windowsにドライバをインストールするには…
「プログラムマネージャ」→「メイン」→「Windows セットアップ」ダブルクリック
「設定(O)」→「基本ハードウェアの変更(C)」クリック
「ディスプレイ(D)」タブの一番下の項目「その他の display(OEMのディスクが必要)...」を
選択するとドライバディスクの存在パスを尋ねられるので正しいパスを入力する。
INFファイル読み込み後、選択できるディスプレイドライバが表示されるので
希望のドライバを指定するとフォント類を読み込み、表示に従い再起動すれば成功。

尚、フォントドライバが利用中で書き換えられない場合があるが、
その時は MS-DOS上で Windowsディレクトリの SETUP.EXEを実行し設定する。

CGA全画面表示サンプル
CRTディスプレイや多くの VGA液晶ディスプレイでは縦方向に 2倍され、
ほぼ全画面で表示されます。
EGA全画面表示サンプル
動作検証機種:J-3100ZS002、CF-V21P、Acer A1G 486
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★(番外編)英語版 MS-WFW3.11に EGA,CGAドライバは使えるのか?

MS-WFW3.11も MS-Windows3.10Jと同様 EGA,CGAドライバは付属していません。

・まず EGAドライバについて
過去のデバイスでもう不要と思われたそれらのドライバを削除してしまった事で
利用するユーザーから反響があり後日ドライバを配布したと考えられる。
それが「EGA311.EXE」と言うファイル名から想像できる。

適用は導入 OSと導入ソフトの言語が同じなので簡単です。
MS-DOSで EGA311.EXEを実行し、伸張されたファイルをフロッピーや
任意のディレクトリにコピーし、Windowsセットアップで
そのディレクトリを指定しインストールするだけですね。簡単。

・CGAビデオドライバは私の環境では問題が発生しました
これといって問題も無く組み込まれたように見えても問題が発生します。
起動時にスタートアップロゴが正常に表示され、その後表示が異常になりました、
原因を探してみると CGAドライバがネットワークドライバと競合するようです、
SYSTEM.INIの[boot]セクション、network.drv項目を空欄にすると動作しました。
しかし、これでは売りのネットワーク環境に支障があると思うので
CGAビデオドライバの導入は止めた方が良さそうです。
CGA全画面表示サンプル
CRTディスプレイや多くの VGA液晶ディスプレイでは縦方向に 2倍され、
ほぼ全画面で表示されます。

EGA全画面表示サンプル
動作検証機種:Acer A1G 486
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★(番外編) MS-Windows95でこれらのドライバ使うとどうなるんだ?

・CGAドライバは動きませんでした

・EGAドライバについて
ディスプレイのプロパティで英語版そのままの EGA311.EXEを組み込めるのですが
MS-Windows3.1xだけで使われるファイルもインストールしようとするので
OEMSETUP.INFの内容を前もって変更すると良いでしょう。
EGAドライバ変更時に警告ダイアログが出ますが再起動すれば変更されています。

注意:空のディレクトリに EGA311.EXEをコピーし、ドライバを伸張すること。
Windowsディレクトリや Systemディレクトリ内では実行しないこと。

変更ファイルには半角カナ文字が含まれているので別ファイルで保存しています。
EGAディスプレイ MS-Windows9x用 OEMSETUP.INF 520B
このファイルを EGA311.EXE伸張内容へ上書きし、フロッピーへ保存する。

ディスプレイのプロパティでインストールして下さい。

EGA全画面表示サンプル
動作検証機種:Acer A1G 486
活用メニューに戻る

★2:J-3100の DCGA 640x400で MS-Windows3.10Jを動かす

(東芝版の MS-Windows3.xxにドライバが付属しているかどうかは全く未確認です。)

海外東芝公式サイトで DCGAでの動作に関する情報を見付けた。
T3100仕様文に他社 DCGAドライバを流用する為の方法が記されている。
文章は英語だが日本語にするとこんなものだろうか…

東芝 高解像度 640 x 400 設定
a) T3100 と T3100/20
    640 x 400 のビデオ設定に変更するには下記の手順が必要です。
        Mov AX,0074
        Int 10
b) AT&T 6300 又は オリベッティ
    T3100 と良く似ています 
    AT&T 6300 のドライバをインストールしてから
    ビデオ設定のバイナリ配列を探し出してください。
        Mov AX,0040     B8 40 00 CD 10
        Int 10
        -又は-
        Mov AL,40       B0 40 CD 10
        Int 10
        -これらの 40 を 74 に変更する。
c) Sigma Color 400
    T3100 と良く似ていますが、これは 16 色画面です。 
    Sigma Color 400 のドライバをインストールしてから
    ビデオ設定の配列を探し出してください。
        Mov AX,0042     B8 42 00 CD 10
        Int 10
        -これの 42 を 74 に変更する。
この文章からするとこれらのドライバがあれば流用できるようだ。

日本語版には付属していないが他国語版では幸いな事に
「Olivetti/AT&T Monochrome or PVC Display」のドライバが付属している、
この記述だけでは DCGA 640x400かは分からないが、SETUP.INFファイルの
[fonts]セクションを見れば対応するフォントが 640x400用になっている事がわかる。
これに上記の変更を加えれば動きそうだ。

OLIBW.DRVを探してみると 3255hから B8h 40h 00h CDh 10hが見つかった、
これの 40hを 74hに変更してみる。

動作させてみるとなるほど本当に 640x400だ…がしかし、
CRT画面の配色が水色と白の 2色で非常に見にくい。
おそらく 2階調液晶なら支障なさそうなのだが、困ったな。
(J-3100GTSX内蔵の 2階調プラズマなら普通に使えた、2階調液晶もいけそう?)

普通の CGAドライバではスタート時の Windowsロゴが水色と白で、
その後、白と黒の配色で比較的見易くなるのだけど。

どうやらビデオモードの他にカラーモードも変更しないといけないようだ、
DCGA時のスタートアップロゴは標準 CGAモードの物を利用し表示するので
そのカラーモードを引き続き保持しているようだ。

と言う事はカラーモードを設定していないであろう OLIBW.DRVを変更するより
カラーを設定していると思われる Windowsロゴを表示する
CGAロゴ表示プログラムを書き換えた方が簡単かな?
ロゴの時点で白と黒にしておけば操作画面でそのままだろうから。

しかし、どの命令か私は資料を持ち合わせていないので変更出来ない、
とりあえず動くのは確認できたので良しとしようか…。

J-3100ZSでのカラーディスプレイ出力(水色/白 DCGA表示)の画像はありません。
J-3100GTSX 全画面表示サンプル
(PrintScreenキャプは白黒なので、プラズマ風にオレンジ着色)

参考:VFWを入れると AVI動画再生も可能、小さい画面でないとコマ送りですが…。
それと、コーデックがかなり限られます、Indeo3,Cinepak動画は再生を確認。
J-3100GTSX Cinepak avi表示画面
(動画は W95CDに含まれるもの、壁紙は PUPPY.BMPを減色・縮小したものを利用)
Indeo4はインストール出来ても 386に対応してません。
(現在、Indeo4 16bit版の配布はされてません。過去の Intelサイトに存在。)
Indeo5は 16bit版コーデックがそのものが無いです。
mpeg1は CompCore SoftPEGが 486必須なので再生できませんでした。
壁紙を使う場合、カラーのままでも減色表示されますが、
ファイルサイズ削減に 2色へ減色するのが良いと思います。
GTSXの画面比率は「4:3」なので、640x480なら切り取らずに 640x400に縮小しよう。
減色は W3.1用では無いですが LNsoft Entertainmentの BatchGOO!を使用。
DOS画像ビュアーは CGAにも対応する Compushow 9.04aを使ってます。
2色減色済み画像なら、AT&T6300の設定で J-3100でも DCGA表示可能。

参考:ファイルを検索してみるとロシアにある大学の FTPにファイルがあった。
(CGALOGO.RLEはロシア語表記なので、別の CGA.EXEから用意した方が良い。)
(VDDCGA.386はエラーメッセージがロシア語表記ですが、取りあえず使える。)
(検索では 3.10のファイルよりも、古い 3.0x等のファイルが見つかる事もあります。)
OLIBW.DR_  	27,831	(OLIBW.DRV 	47,744)
VDDCGA.38_ 	 8,940	(VDDCGA.386	15,247)
PLASMA.3G_ 	 6,405	(PLASMA.3GR	 9,728)
OLIGRAB.2G_	 2,618	(OLIGRAB.2GR	 3,714)
CGALOGO.LG_	   902	(CGALOGO.LGO	   896)
CGALOGO.RL_	 3,762	(CGALOGO.RLE	13,358)

↓英語版一例
OLIBW.DR_  	27,824	(OLIBW.DRV 	47,744)
VDDCGA.38_ 	 8,906	(VDDCGA.386	15,227)
PLASMA.3G_ 	 6,405	(PLASMA.3GR	 9,728)
OLIGRAB.2G_	 2,618	(OLIGRAB.2GR	 3,714)
CGALOGO.LG_	   902	(CGALOGO.LGO	   896)
CGALOGO.RL_	 3,842	(CGALOGO.RLE	13,440)
SETUP.INFの既存項目([display][fonts]等)に項目追加が必要です。
↓海外の設定を日本語向けに書き換え、OEMSETUP.INFに組込む。
[display]
olibw = D:olibw.drv, "Olivetti/AT&T Monochrome or PVC Display", "120,96,80", D:oligrab.2gr, D:cgalogo.lgo, D:vddcga.386, D:plasma.3gr,, D:cgalogo.rle,sfont
[PLASMA.3gr]
D:EGA40WOA.FON,D:EGA40850.FON
D:EGA80WOA.FON,D:EGA80850.FON
[sysfonts]
2:J13SYS.FON,"AT&T (640x400) resolution System Font", "120,96,80"
[fixedfonts]
2:J13FIX.FON,"AT&T (640x400) resolution Fixed System Font", "120,96,80"
[oemfonts]
2:J13OEM.FON,"AT&T (640x400) resolution Terminal Font (USA/Europe)","120,96,80",1

動作検証機種:J-3100ZS002 (定価:002 338,000円、041 488,000円)
(EGA/DCGA,i80386SX-20,コプロ付,メモリ 12MB(雑誌では Max10MB),40MB HDD追加)
1996年に数千円で購入し、同時に入手した JEGAカードを取り付けて、
当初、メモリ 2MBながらドライバを減らして MS-DOS6.20/Vと
MS-Windows3.10Jをインストールし動かす事に成功していた。
だが、JEGAドライバを持って無かったのでとりあえず 640x480 16色 VGAで
セットアップした MS-Windows3.10Jはスタンダード モードで正常に
画面表示されるもののエンハンスド モードでは正しく表示されなかった。
(640x480表示の JEGAは SuperEGAの拡張版、選択 64色中 16色 VGAな感じ?)
1MBx2と 4MBx2の汎用 30pinSIMMを増設、樹脂の SIMMソケット激貧弱、割れた。
スロットが ISAが一本のみってのは悲しい、東芝スロットなんぞ要らねー。
基板のジャンパを繋ぎ変えると FDD A:だけが 1.44MBの IBM互換になる。
旧 NEC対応 CRT壊れた…S3の VGAを装着中。(ZSは 9801互換 CRT出力)
動作検証機種:J-3100GTSX041 (定価:002 498,000円、041 648,000円、081 748,000円)
(DCGA,i80386SX-20,コプロ無,メモリ 5MB(Max9MB),40MB HDD)
2000年位に sofmapで 2〜3千円で購入、プラズマって画面焼けするそうなのでかなり放置。
XTバス用 SCSI(AZ-SCSI SYMBOS LOGIC 53C400A)を買うもののスキャナ用らしく、
BOOT ROMが付いて無いので動くのか不明、放置中。
3.6vリチウム電池切れのまま放置、乾電池 2本で代用するも時計が遅れる、3本要る?
メモリを 4MB増設、MS-DOS6.20/Vと MS-Windows3.10Jを組込む。
メモリ少ないのに Win32s入れたのは失敗だったかも、32sソフトはメモリが多く必要だし。
やっぱり 40MB HDDは狭いね、大容量 HDDが欲しい(今更w)。
ディスク圧縮のダブルスペースはあんまり効率良くない、少しは増えるけどさ。
雪が降った寒い日に電源を入れるとプラズマディスプレイにチラチラ縦線が何本も!
ホコリ?即電源を切り、ディスプレイ裏の廃熱スリットへ息を吹きこんでみた。
電源オン、縦線が増えてる。どうやらホコリと結露みたいだ。
モニタ部分はプラとプラがツメで固定されているのを一部外し(完全には外れなかった)、
プラズマと裏蓋のネジを 2本外し覗いて見ると、やはりホコリが…
適当なブラシが無いので、静電気で死ぬなよと思いながら、
使い古しの歯ブラシで ICやチップ部品を掃き掃除、これで縦線が無くなり復旧。
中古 PCを買った時は必ず分解掃除をするのだけど、
GTSXは分解出来ずにずーっと不安だったんだ。掃除は大事だね。
プラズマの裏面に Panasonicのシールが貼ってあった、松下製プラズマだったとは。

注意:J-3100に汎用 MS-DOS組込むと、FDがフォーマット出来なくなる。
2HD/2DDのフォーマットは、東芝 MS-DOSでどうぞ。
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★3:純正マルチメディア? VGAドライバを追加してみよう

この配布ドライバは本来 MS-Windows3.0x向けにリリースされた
マルチメディアエクステンションズに含まれる一部のようだ、
MS-Windows3.10Jの SETUP.TXTファイルに注意事項が記載されている。
まぁ、MS-Windows3.10Jには用意されて無いし流用できそうなので組み込んでみる。
MMDISP.EXEには標準 VGAで 320x200 256色表示が出来るドライバや
640x480で白黒 16階調や palettizedのドライバも同梱される。
(palettizedってもしすると 8色デジタル RGBモニタ向けなものかな?)

320x200の表示は DOSゲームで使われていたので利用した事もあると思う。
しかし、256色と言うのは良いとしても… 320x200はあまりに狭すぎる…。
利用にはマウスだけではなくキーボードで MS-Windowsを操作出来ないと辛い。

注意: VGAドライバを変更してからコントロールパネルで画面の色を変更すると
画面の標準配色がドライバ独自のものに変更される場合がある。
ディスプレイドライバを変更し、画面の色を再設定しないと元に戻らない場合もあり。
MS-Windows3.10で書換えられるのは WIN.INIファイルの[colors]セクションです。

ま、とにかくこのドライバも検索して探しましょう。
ちなみに古い CICAっていうソフト集 CDにもこれは入ってました。

ファイル名:MMDISP.EXE(英語版 342KB前後)

今回は別々にしても良かったのですが、一枚のフロッピーに収まるので
前項目の CGA,EGAと一緒にまとめてしまいます。

MMDISP.EXEを MS-DOSで実行し、伸張されたものから利用するファイル
注意:空のディレクトリに EXEファイルをコピーし実行し、ドライバを伸張すること。
Windowsディレクトリや Systemディレクトリ内では実行しないこと。

●VGACOLOR 2G_         3,658 92-03-10   3:10
▽VDDVGA30 38_        19,651 92-03-10   3:10
▽VGA30    3G_         9,803 92-03-10   3:10
×WIN      CN_        10,101 92-03-02  10:46
●MCGA256  DR_        39,116 92-03-25  13:07
●VGAGRAY  DR_        46,651 92-03-25  13:03
●VGAPAL   DR_        46,755 92-03-25  13:11
■CGA40850 FO_         3,729 92-03-10   3:10
▽CGA40WOA FO_         3,563 92-03-10   3:10
■CGA80850 FO_         3,049 92-03-10   3:10
▽CGA80WOA FO_         3,039 92-03-10   3:10
▽COURE    FO_         8,612 92-03-10   3:10
□EGA40850 FO_         4,058 92-03-10   3:10
▽EGA40WOA FO_         3,933 92-03-10   3:10
□EGA80850 FO_         3,243 92-03-10   3:10
▽EGA80WOA FO_         3,259 92-03-10   3:10
×EGAFIX   FO_         2,534 92-03-10   3:10
×EGAOEM   FO_         3,027 92-03-10   3:10
×EGASYS   FO_         2,879 92-03-10   3:10
×LRFIX    FO_         2,752 92-03-26  10:57
●LRHELV   FO_         2,592 92-03-26  10:58
●LRHELVB  FO_         2,601 92-03-26  10:58
×LROEM    FO_         3,112 92-03-26  10:57
×LRSYS    FO_         3,198 92-03-26  10:57
▽SERIFE   FO_        21,454 92-03-10   3:10
▽SMALLE   FO_        12,501 92-03-10   3:10
▽SSERIFE  FO_        21,643 92-03-10   3:10
▽SYMBOLE  FO_        21,296 92-03-10   3:10
×VGAFIX   FO_         2,715 92-03-10   3:10
×VGAOEM   FO_         3,219 92-03-10   3:10
×VGASYS   FO_         3,111 92-03-10   3:10
▲OEMSETUP INF         1,940 92-04-09  14:00
▽VGALOGO  LG_         1,245 92-03-10   3:10
▽VGALOGO  RL_         9,204 92-03-10   3:10
▲DISPLAY  TXT         1,734 92-04-02  11:41
▲LICENSE  TXT         4,046 92-06-19   9:16
●:利用する
■:利用可、CGA.EXE又は EGA311.EXEにもファイルが存在
□:利用可、EGA311.EXEに日付の新しい圧縮されていないファイルが存在
×:英語版向けなので利用しない
▽:利用出来るが MS-Windows3.10Jディスク内のファイルはこれらより新しい
▲:ファイル名を変える等して保存しておく方が好ましい

MS-Windows3.10Jインストールディスクから移動するファイル、
CGA/EGA311変更ファイルとダブっているファイルもあり。
移動しない場合は MMDISPのドライバ構成ファイルを利用し、
INFファイル内のインストール元ディスク番号を変更することで、
MS-Windows3.10Jインストールディスクから読み込む方法も可。

ディスク1より任意
CGA40WOA FO_         3,567 94-01-01    3:10
CGA80WOA FO_         3,045 94-01-01    3:10
EGA40WOA FO_         3,937 94-01-01    3:10
EGA80WOA FO_         3,262 94-01-01    3:10
ディスク2より任意
J13FIX   FO_         2,372 94-01-01    3:10
J13OEM   FO_         2,633 94-01-01    3:10
J13SYS   FO_         2,600 94-01-01    3:10
ディスク3より
VDDVGA30 38_        19,651 94-01-01    3:10
VGA30    3G_        10,338 94-01-01    3:10
VGALOGO  LG_         1,245 94-01-01    3:10
VGALOGO  RL_         9,032 94-01-01    3:10
ディスク8より任意
COURE    FO_         8,618 94-01-01    3:10
MODERN   FO_         4,381 94-01-01    3:10
ROMAN    FO_         6,359 94-01-01    3:10
SCRIPT   FO_         5,506 94-01-01    3:10
SERIFE   FO_        21,464 94-01-01    3:10
SMALLE   FO_        21,496 94-01-01    3:10
SSERIFE  FO_        21,649 94-01-01    3:10
SYMBOLE  FO_        21,299 94-01-01    3:10
日本語に対応した OEMSETUP.INFを作成します。
英語版の INFファイルを基本にシステムフォント等を日本語に置き換え、
日本語フォントドライバの設定を組み入れる。
VGA320x200に対応したフォントが無いので標準 VGA用を利用する。

変更ファイルには半角カナ文字が含まれているので別ファイルで保存しています。
CGA,EGA,マルチメディア VGAディスプレイ MS-Windows3.10J用 OEMSETUP.INF 1.5KB
このファイルを寄せ集めたディスプレイドライバと一緒にフロッピーへ保存する。

他と同じく Windowsセットアップでインストール出来ます。

VGA 320x200 256色全画面表示サンプル
VGA 白黒 16階調全画面表示サンプル
VGA palettized全画面表示サンプル
動作検証機種:Acer A1G 486
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★(番外編) MS-Windows95でこのドライバ使うとどうなるんだ?

注意:
各ドライバを変更後に画面の一部配色がそれぞれのドライバが持つ
固有の配色に変わってしまいますので
変更は自己責任で自信がある方以外は使わないで下さい。

・VGA 320x200 256色ドライバについて
利用価値はほぼ無いですが組み込めます。
まるで MS-WindowsCEみたいです(笑)、更に狭くなり使いにくいけど…(汗)。

このドライバを組み込んだ後の 320x200画面は狭くて
別のディスプレイドライバに変更するのもかなり困難です。
セーフモードで変更するのが良いかと思います。

・VGA 白黒 16階調ドライバについて
組み込めます、動きます…が、
これを組み込んだ後に別ドライバに変更したとしても
アイコンが白黒のままで困った状態になってしまいます。

・VGA palettized 16色ドライバについて
組み込めます、動いています。
MS-Windows3.10で動く時とは違い、普通の VGAと変わらない様な気がする。

ディスプレイのプロパティで英語版そのままの MMDISP.EXEを組み込めるのですが
MS-Windows3.1xで使われるファイルもインストールしようとするので
OEMSETUP.INFの内容を前もって変更すると良いでしょう。
ドライバ変更時に警告ダイアログが出ますが再起動すれば変更されています。

変更ファイルは半角カナ文字が含まれているので別ファイルで保存しています。
マルチメディア VGAディスプレイ MS-Windows9x用 OEMSETUP.INFファイル 650B
このファイルを MMDISP.EXE伸張内容へ上書きし、フロッピーへ保存する。

ディスプレイのプロパティでインストールして下さい。

VGA 320x200 256色全画面表示サンプル
VGA白黒 16階調全画面表示サンプル
VGA palettized全画面表示サンプル
動作検証機種:Acer A1G 486
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★4:WAVE出力の無いコンピューターに PCスピーカードライバを組み込もう

Classic Pentium時代中期頃までには FMや WAVE出力機能が無く、
ビープ音のみのコンピューターは普通に市販されていました。
そのようなコンピュータで WAVEサウンドを PC スピーカーを使い
再現するドライバが別途用意されています。

英語版そのままのドライバ構成で利用出来ますので伸張し、
コントロールパネル→ドライバ項目で追加してください。

SPEAK.EXE(英語版 21KB前後)を検索で探してください。
各サイト、多少のサイズ違いがあるものの同梱ドライバは全て同じはず。
ファイルは自己伸張式 zip、WinZip®でも伸張可。

SPEAKER  DRV         7,088  92-05-28  16:44
OEMSETUP INF           245  92-03-27  15:31
AUDIO    TXT         1,139  92-03-19  12:24
SPEAKER  TXT         1,988  92-05-04  13:00
↓どちらか一つだけ入ってます。
LICENSE  TXT         4,046  92-06-19   9:16
LICENSE  TXT         2,769  92-03-19  12:48
注意:空のディレクトリに SPEAK.EXEファイルをコピーし実行、ドライバを伸張すること。
Windowsディレクトリや Systemディレクトリ内では実行しないこと。

再生はメディアプレイヤーでは出来無いので、サウンドレコーダーでしてください。
と同梱のテキストファイルにそんな感じの記載があります。

設定はコントロールパネルのドライバで変更出来ます。

ちなみに動画再生には、このスピーカードライバは利用されません。

動作検証機種:J-3100ZS002、J-3100GTSX041、CF-V21P、Acer A1G 486
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★(番外編) MS-Windows95にも PCスピーカードライバを組み込もう

ドライバそのものは MS-Windows9xでも利用できます。

読み込ませたら再起動を要求されますので指示に従い再起動します。

しかし、再起動した後ではまだ PC-SPEAKERドライバは有効では無いので、
コントロールパネル→マルチメディア項目でドライバを選択するのですが、
もう一度再起動しないと利用出来ないので注意が必要です。

設定はコントロールパネルのマルチメディア、詳細設定で変更出来ます。

動作検証機種:CF-V21P、Acer A1G 486
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★5:MS-Windows95インストール用 MS-Windows3.10Jは使えるの?

MS-DOSからセットアップすると数十秒で現れる GUIなインストール画面、
あまり気にしないだろうがそれが MS-Windows3.10Jなのである。

それを抜き出して単独で実行出来ないかとちょっと調べてみました。

補足:98/Meの MINI.CAB〜 MINI3.CABは TrueType関連等が追加されてる。

今回、ディスプレイ設定は標準 VGA 640x480 16色で実行します。

MINI.CABと MINI1.CABに含まれているファイルのみでは
プログラムマネージャが無いので OSの最低限な操作も出来ません。

MINI.CABと MINI1.CABに含まれる MS-Windows3.10Jファイル
MSIME.DIC   	MSIMER.DIC  	COMMDLG.DLL 	MSIMEFEP.DLL
MSIMEKNL.DLL	MSIMELIB.DLL	SHELL.DLL   	TOSKBDJP.DLL
VER.DLL     	WIFEDPD.DLL	WIFEMAN.DLL 	WIN87EM.DLL
WINNLS.DLL  	COMM.DRV    	KBD.DRV   	MMSOUND.DRV
MOUSE.DRV   	SYSTEM.DRV 	TOSKBD.DRV  	VGA.DRV
DOSX.EXE    	GDI.EXE     	KRNL386.EXE	MSIME.EXE
MSIMEUTY.EXE	USER.EXE    	WINHELP.EXE	GSYS12.FOD
USERFONT.FOD	GSYSTAG.FON	J13FIX.FON  	J13OEM.FON
J13SYS.FON  	J18FIX.FON 	J18OEM.FON 	J18SYS.FON
JISSGR.FON 	JISSMR.FON  	SERIFE.FON 	SSERIFE.FON
USERFONT.FON	MSIME.HLP  	IMEINFO.INI	MSIME.INI
SYSTEM.INI 	SYSTEM1.INI	WIFEMAN.INI 	WIN.INI
MSIMED.SYS
この中で今回利用しないのは
東芝キーボード用 TOSKBDJP.DLL,TOSKBD.DRV,SYSTEM1.INI
フォント J18FIX.FON,J18OEM.FON,J18SYS.FON

フルセット MS-Windows3.10Jのファイル配置に合わせてそれぞれのファイルを
Windowsディレクトリとその下の Systemディレクトリに割り振ります。
MSIME.DIC  	MSIMEUTY.EXE	WINHELP.EXE	USERFONT.FON
MSIME.HLP  	IMEINFO.INI	MSIME.INI  	SYSTEM.INI
WIFEMAN.INI	WIN.INI
を Windowsディレクトリに、その他を Systemディレクトリに入れます。

マイクロソフトから配布されていた MS-Windows3.10Jアップデートファイル 1〜3と
Y2K対策のファイルマネージャが存在していたのでインターネットで入手し組み入れる。

過去の CD付き雑誌や、ネット検索でアップデートファイルは入手して下さい。
(過去に、日本のある大学の FTPに存在してたのを検索で確認。)
「Microsoft Windows3.1 Update CD-ROM」は過去、有償配布されたそうだ。
・過去の Microsoftサポート技術情報からの一部引用

・Windows3.1 アップデート CD-ROM添付文章 UP3-V.TXTからの一部引用


アップデートプログラムを一つ一つ伸張していくのも良いですが、
アップデートファイルのバッチファイルを編集し、
特定ディスプレイドライバ以外のファイルを伸張し保存する。

ファイルマネージャはマイクロソフトの Y2K対策ページから見つかるはずです。
NEC PC-98x1用と間違わないように。

伸張されたファイルをWindowsディレクトリと Systemディレクトリに割り振ります。
MS-DOSアプリケーションやエンハンスドモードファイルも含まれますが
フルセット版と同様の配置にします。

Windowsディレクトリには
MOUSE.COM   	CALENDAR.EXE	EXPAND.EXE  	GAIJIEDT.EXE
MPLAYER.EXE	MSD.EXE     	PROGMAN.EXE	SETUP.EXE
TERMINAL.EXE	WINHELP.EXE	PRINTERS.WRI	README.WRI
上記アップデートファイルとは別途入手した WINFILE.EXE も配置する。

Systemディレクトリには
VDDD.386    	VKKFNCD.386 	DRIVERS.CPL	MSIMER.DIC
APPSICON.DLL	MSGMODE.DLL 	UNIDRV.DLL  	WIFEDPD.DLL
WINNLS.DLL  	KBD.DRV		MSC3BC2.DRV 	POWER.DRV
GDI.EXE		KRNL286.EXE 	KRNL386.EXE	MSKANJI.EXE
WIN386.EXE  	USERFONT.FOD	SETUP.INF
上記ファイルを配置する。

アップデートファイルの日付は古いですがバージョンが上なので上書きします。
注:ちなみに「COM2上のシリアル マウス システム」を利用している PCに
アップデートファイルの MSC3BC2.DRVを上書きするとマウスが動かなくなる…。
どうやら汎用ドライバじゃなく「マウスシステム社のシリアルマウス用」って意味かも。

動作開始前に SYSTEM.INIに変更を加えます。
・[boot]セクションの
shell=winsetup.bin を
shell=progman.exe に変更します。
・[keyboard]セクションに 106/109キーボードの場合
subtype=2 を追加しなければ文字入力に支障が出ますので編集が必要です。
・個人的には[boot.description]セクションの aspectは
aspect=100,72,72 にしています。

AUTOEXEC.BATのパスにこの Windowsディレクトリを付け加えます。
まぁ指定しなくても工夫すれば一応動きますけど。

起動は WIN.COMが無いので DOSX.EXEを実行すると、
スタートアップロゴの無いスタンダードモードで起動します。

起動方法見本:例えば C:\MINIWINにファイルがあるときには
「C:\MINIWIN>C:\MINIWIN\SYSTEM\DOSX 」で起動します。

何も無い空白のプログラムマネージャが起動しますので、
まず「ファイル名を指定して実行」を選択、MSIMEUTY.EXEを実行し、
辞書ディレクトリが設定されていない MS IMEを正しく設定します。
ユーザー辞書は Windowsディレクトリの MSIME.DIC、
システム辞書は Systemディレクトリの MSIMER.DICに設定する。
これで漢字変換が機能します。

次にプログラムマネージャに各グループを作成し、各プログラムを登録します。

参考:プログラムマネージャ、グループの作成での 8+3ファイル名。
メイン : メイン.GRP
アクセサリ : アクセサ.GRP
ゲーム : ゲーム.GRP
スタートアップ : スタート.GRP
日本語入力 : 日本語入.GRP

EXEファイルが存在していても他の構成ファイルが無い為に
実行出来ないファイルもあります。

現状での全画面表示サンプル
ファイルマネージャ、カレンダー、ターミナル、IMEの設定、外字エディタ、ヘルプ
が取り敢えず動く。

取り敢えず動いてもファイルが全然足りなすぎてこれじゃまるで使えないよなぁ…。
残念ですが他のファイルの配布先を見つけていないので現状ではここまでです。

MS-Windows98 4.10.1998や MS-WindowsMe 4.90.3000でも出来そう。

これらに含まれる 16Bit版の MS IMEを抜き出して MS-Windows95に入れる事も出来た。
だけど、動きがぎこちない感じがした、お勧めできない。

動作検証機種:CF-V21P、Acer A1G 486
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★(応用編) HDD無しで極小な 3.10Jをフロッピー& RAMドライブで動かそう

MS-Windows9xインストールと、ドライブスペース圧縮の割り込み処理で大活躍する
機能限定 MS-Windows3.10Jは、HDDに容量の小さい作業ディレクトリで動作している。

こんなに小さいのなら、起動させるだけの MS-DOSと、この小さな 3.10Jを組合わせて、
フロッピーディスクにまとめて、RAMドライブで実行出来るかもしれない…と思った。

今回は、実用性の欠片も無いが、HDDを外した PCの動作確認くらいには役に立ちそうな
Windowsが立ちあがってマウスが動き、ファイルマネージャを動かしたい。
そうだ漢字変換も必要だ。中身の無い寂しい内容だが実験と言う事でご勘弁を。
もし、フロッピーを増やせば機能を追加する事も出来るので、用途も広がるし(誰もしない)。

日本語 OSを小さくしようとすると TrueTypeフォントや漢字変換辞書が大きくて目立つ。
少し動かすだけだから TrueTypeフォントは無くて良し、j13sys.fon等があれば読めるだろう。
(TrueTypeは MS-Windows3.10から採用だったっけかな?)
圧縮しても一枚では確実に収まらない、なので二枚に収まる事を目標に作業開始。

とにかく、9xに含まれてる MS-Windows3.10Jの構成ファイルを減らしてみる。
そうすると 2.7MB位になる。これらと、Y2K対応のファイルマネージャ
アップデートファイルからプログラムマネージャ等を足せば出来そうだ。

MS-DOSの MS IMEも大きいから省こう、メモリは節約したい。表示の日本語化は必要だ。

さて、動作の流れはどうすればいいだろうか。
・一枚目のディスクから MS-DOS立ち上げ(日本語サポート、RAMドライブ確保)
・一枚目から構成ファイルの伸張・RAMドライブへ転送
・二枚目のディスク交換メッセージと二枚目かどうかの確認
・二枚目から構成ファイルの伸張・RAMドライブへ転送
・DOSXで起動
こんな感じだろうか?

あ…そうだ、DOSX起動→操作→DOSX終了。で問題無いみたいだが
PROGMAN.INI等の設定ファイルが RAMドライブに残ったままになってしまう。
終了後、INI、GRP、レジストリを元のフロッピーディスクに書き戻さなければならない。
・DOSXを終了
・設定ファイルのあるディスクへの交換メッセージと設定ファイルがあるかどうかの確認
・INI、GRP、レジストリをフロッピーディスクへ保存、保存終了メッセージ表示
を追加すれば大丈夫か?

さあ、組み上げるぞ!と思ったが、さてどうしよう。
RAMドライブのドライブレター確認、DOS版伸張ソフト、任意ディスクの確認方法。

そういえば、MS-Windows98/Me EBDに伸張とディスク入替確認があった。
手抜きですが、この方法を利用する事にします(95は足りないファイルがある)。
極力、社外ソフトを使わずにMicrosoft社のソフトで構成、完結したいので。
MS-DOSや RAMドライブドライバ等も MS-Windows98/Me EBDから流用します。

今回、SYSTEMディレクトリは作らず、RAMドライブのルートで動かしたいと思います。


アップデートファイルから(圧縮して二枚目へ)
WIFEDPD.DLL	WINNLS.DLL  	KBD.DRV	 	GDI.EXE
KRNL286.EXE	KRNL386.EXE	PROGMAN.EXE	WINHELP.EXE
USERFONT.FOD

Y2K対策のファイルマネージャ(圧縮して二枚目へ)
WINFILE.EXE

MINI.CAB〜MINI1.CAB(95)又は、MINI.CAB〜MINI3.CAB(98/Me)から
(MSIMER.DICは単独で圧縮して一枚目へ、その他は圧縮して二枚目へ)
MSIMER.DIC 	COMMDLG.DLL	MSIMEFEP.DLL	MSIMEKNL.DLL
MSIMELIB.DLL	SHELL.DLL  	VER.DLL		WIFEMAN.DLL
WIN87EM.DLL	COMM.DRV   	MMSOUND.DRV	MOUSE.DRV
SYSTEM.DRV 	VGA.DRV		DOSX.EXE   	MSIME.EXE
MSIMEUTY.EXE	USER.EXE   	GSYS12.FOD 	GSYSTAG.FON
J13FIX.FON 	J13OEM.FON 	J13SYS.FON 	JISSGR.FON
JISSMR.FON 	SERIFE.FON 	SSERIFE.FON	USERFONT.FON
MSIME.HLP  	MSIMED.SYS
↓内容が変わる可能性がある為、終了後に FDへ退避すべきファイル
(圧縮せず、そのまま一枚目へ)
MSIME.DIC  	IMEINFO.INI	MSIME.INI   	SYSTEM.INI
WIFEMAN.INI	WIN.INI

MS-Windows98/Meの緊急起動ディスク(EBD)で残すべきファイル(一枚目)
COMMAND.COM	EXTRACT.EXE	FINDRAMD.EXE	ANK16.FNT
ANK19.FNT  	KANJI16.FNT	BILING.SYS 	HIMEM.SYS
IO.SYS      	JDISP.SYS  	JFONT.SYS  	JKEYB.SYS
JKEYBRD.SYS	MSDOS.SYS  	RAMDRIVE.SYS
95 EBDには RAMドライブレターを探す FINDRAMD.EXEは存在しません。
95 EBDで利用する場合は HDD無しか FAT/FAT32パーティーション無しの PCで
RAMドライブは C: の条件で動かして下さい。
EXTRACT.EXEや RAMDRIVE.SYSも 95 EBDにはありませんが、
MS-Windows95インストール時に HDDへ保存されていますので探して下さい。

↓編集して利用する(圧縮せず、一枚目へ)
AUTOEXEC.BAT	SETRAMD.BAT	CONFIG.SYS
なお、PROGMAN.EXEや WINFILE.EXEを使用後には、*.GRPや *.INIが増えるので注意。

*.INI等、設定ファイルを除いた Windowsファイルを圧縮しても FD1枚に収まりません。
少し余裕を持たせて MSIMER.DICを単独で圧縮(460KB位、MINIWIN1.CAB)し、
それ以外をまとめて圧縮(1.2MB位、MINIWIN2.CAB)する。
MINIWIN1.CABと *.INI、MSIME.DICは一枚目に、MINIWIN2.CABは二枚目に。
圧縮形式は CABで MSZIP形式の圧縮を行なって下さい。
他の形式だと EXTRACT.EXEでエラーが出て、伸張できない場合があります。

一枚目の *.BAT/*.SYS/*.INIの改造は説明しにくいので圧縮して置いておきます。
95 EBD用設定ファイル詰め合わせ(RAMドライブ C:仕様)
98 EBD用設定ファイル詰め合わせ
Me EBD用設定ファイル詰め合わせ

MS IMEの辞書登録や空白のプログラムマネージャの登録が面倒と言う方には。
95 EBD用設定ファイル詰め合わせ(RAMドライブ C:仕様)
98 EBD用設定ファイル詰め合わせ(RAMドライブ C:仕様)
Me EBD用設定ファイル詰め合わせ(RAMドライブ C:仕様)

プログラム マネージャには、メインの「ファイル マネージャ」と
日本語入力の「MS IME の設定」だけ登録しています。
アクセサリ、ゲーム、スタートアップには何も登録していません、悪しからず。

BOOT可能な、EBDを整理した一枚目のフロッピーディスクに伸張して入れて下さい。
注意:二枚目にも同じ AUTOEXEC.BATを必ずコピーする事(FD入替時に要求される)。
98 EBD用と Me EBD用は同じ動作をします(HIMEM.SYSの[任意/強制]読み込みの違い)。

登録済みの FD空き容量は一枚目、95EBD用 160KB/ 98EBD用 150KB/ MeEBD用 290KB。
これは IO.SYS等のサイズ違いによるものです、共通の二枚目は 240KB程です。

注意:RAMドライブのドライブレターが変化すると、設定に矛盾が起こりエラーが出るので、
HDD無し(BIOSの無効設定でも可)、FAT/FAT32パーティーション無し PCでの実行を勧めます。

注意: 9x系は CONFIG.SYSに記述が無くとも、FDDでブートすると
HDDにシステムファイルを探しに行きます、無ければ無いままでブートするのですが、
HDDに存在し、FDとバージョンが違う場合、エラー表示やフリーズする場合もあります。

FDを交換しつつ、読み始めて 2〜3分程すると、VGA 640x480 16色で起動します。
i386 20MHz搭載でも 5分程あれば起動できます。
必須搭載メモリは 8MB位あれば十分です(RAMドライブサイズは 4MB)。
KRNL286.EXE入れてあると 286搭載 PCでも動くかな?メモリ確保が難しいか。
CGAや EGAのディスプレイドライバももちろん使える。

Meの MINI.CAB系に含まれているファイルの一部がちょっと違うのが気になった。
KBD.DRV(バージョンが上がってる、3.10.0.163)
MOUSE.DRV(V8.20以外のバージョンが付いた、3.10.0.103)
DOSX.EXE(英語版?、日本語環境でも動くようだ)

動作検証機種:Acer A1G 486、J-3100ZS、その他色々
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MS-Windows3.10Jは Old PCを生かすには必須だ、Microsoftよ延命措置を…。
最近、シリアルマウス売ってないなぁ…マウスあってこその Windowsだし、不安だ。

ジャンク入手:覚書
・クラブネッツ パソコン SARAM&COMPUTER / R1-MODEM PC impress
昔、OTTOの格安PC雑誌広告が怪しくて気になってた。
未使用品ぽい、スケルトンのケースが格好悪い、入手後ケース交換。
EPoX EP-MVP4F(UltraATA66,PC100,256MBmax),AMD K6-2 400MHz,VIA Apollo MVP4(VT8501/VT82C686A)
EPoX Driver download for VIA BIOS vp4f1313.exe
Hyperion Chipset Driver v4.53 VT8501 Video Driver V3129 9x/Me Vinyl Audio driver v7.00b

・AOpen MX36LE-UN(UltraATA100,PC133,1GBmax),Celeron 566MHz,VIA Apollo PLE133T(VT8602/VT82C686B)
ホコリもわずかな美品、コンデンサはまだ漏れていない。

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